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ジェズミナのブラックマイアへの旅
すべての光を閉ざす扉
私はエンシェントを一枚岩のように見ていた。夜空の星々のような光の網が、知恵と炎で結ばれている...しかし、それは私が信じていたよりもはるかに分裂していた。 同行していた「若い」エンシェントは、このナイトサンクタムが「エンピリアン」と呼ばれる彼らの長老たちの創造物だと説明した。これはシュラウド以前のもので、犠牲や交易として提供された人間の知識の宝庫だった。炎も日光も届かないため、我々の緊急灰の器に最適だ。容器が満たされた後に罠が作動するように仕掛けた。これでシュラウドが谷を満たしても保護できるだろう。 扉の星座をなぞると、必死の憧れ—天への引力を感じる。同行者の表情は読めないが、彼らの沈黙がそれを物語っている。彼らも感じているのだ。もうすぐ別のナイトサンクタムを見られないのが残念だ。エンシェントはさらに隠された避難所について語っている...ブラックマイアの奥深く、見捨てられたと思っていた土地だ。 学べば学ぶほど、理解できなくなっていくようだ... — クイーン・ジェズミナ
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類まれな美貌
どんな筆跡も、どんなしらべも、どんな夕陽も、この手つかずの荒野の美しさにはかなわない。青々と茂る蔓は、干ばつ前の故郷を思い出させます。 古き者の導きがなかったら、私はきっと迷っていたでしょう。彼らの導きには感謝していますが、取り残された人々のことを思うと胸が痛みます…しかし、この任務はとても重要なもの。灰の器を エンバーヴェイル中に広めるのは我々の役目。スプリングランドへの到達が間に合わない魂もいるのですから。 古き者はやるべきことを行ったら、「ふさわしき者に印を合図せよ」と言っていますが、一体それはどいう意味なのか…日々側にいても、彼らは秘密に包まれています。 ― ジェズミーナ女王
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ふさわしき者への呼びかけ
古き者がこんなところに建造物を建てていたなんて知りませんでした。私の母、パイクミード女王はブラックマイアを「人なき場所」と呼んでいました。やはり母は私から何か隠していたのでしょうか? 主要の建物の中に器を設置し、「ふさわしき者に印を合図せよ」の意味を理解しました。 古き者は円を作り、大空に向かって手を伸ばしました。1人が聞いたことのない言語で話しはじめると、なんと夜空の星座が変化したのです。 まずは星が煌めき、そして震えだしました。空が粉々に割れ、万華鏡のように自分の目の光を反射して輝いているように見えたのです。すべてがはっきりと屈折し、対称的で神々しい。その光に圧倒され、私は目が回り、地面に倒れ込みました。 これは私も母も、隠さなければいけない秘密なのかもしれません。 ― ジェズミーナ女王
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