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若き兵士の思い
拡大プログラムの初日
もうここは兵舎じゃない。ここからが本番だ。新しい前線。新鮮で、凍えそうだ!気にしていないようにしないと、新しい仲間のコナーにいじめられる。 周りにいるのはちゃんとした兵士ばかり。母国のために寒さに耐えている。すごいことだ! 今はただ木を切って、ネズミを追い返してるだけだが、それもすぐに変わる。誰かがバリスタの近くにいる巨大な翼を持った獣について話してるのが聞こえた。 それが何だか教えてくれないが、そのうち自分の目で見にいくさ。そして獣の目を一発で仕留めてやる!そうすればコナーも俺を認めてくれるだろう! - ジョージ
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家に帰りたい
コナーと一緒に弾薬を運んでいたら、急にハウリングピークが吠えた。立ち上る煙を見つめながら目を細めると、その中になにかが隠れているのが見えた。蒸気が渦巻いているように見えた…灰色のベールが破れたとき、俺は凍りついた。悲鳴が上がった。 その混乱の中、聞き覚えのある声が呼びかけた。「ジョージ、しっかりしろ!かがり火を灯しに行くから、お前は撃て!」コナーはたいまつを手に取り、橋へ向かって走っていった。空が翼によって暗くなった。コナーのシルエットは影の暗闇に消えていく。 震える手で、俺は撃った。そしてまた。3回も撃ったが、どれも外れた。翼を持った獣は気に留める様子もなく、灼熱の汚らわしい霧を口からまき散らし、壁が溶けた。壁を登っていたコナーもその霧に巻き込まれた。気を失う前に見た最後の光景だ。 家に帰りたいが、帰してくれない。もうここは兵舎じゃない。本番なんだ。 - ジョージ
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