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ホローズイブのスペシャルゲスト
動く形
いつも、この見張り番の仕事が世界で一番つまらないものだと思っていた。でもそれは間違ってた。
遠くに何かが見える。突風に揺れ、霧と霞に覆われている。谷の墓の近くにあるようだったから、また虚ろだと思ったんだ。目的のない操り人形、骨ばかりで、脆い…でも、違うようだ。
毎晩私の方を見ている。見ることはできないが、感じることはできる。それは半分生きているようで、半分死んでいるような…そう、まるでホローズイブの訪問者のような。
辞表はすでに提出済みだ。退屈な仕事に戻れるのが待ちきれない。
地図の場所
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