770468306
ホローズイブのスペシャルゲスト
動く形
いつも、この見張り番の仕事が世界で一番つまらないものだと思っていた。でもそれは間違ってた。 遠くに何かが見える。突風に揺れ、霧と霞に覆われている。谷の墓の近くにあるようだったから、また虚ろだと思ったんだ。目的のない操り人形、骨ばかりで、脆い…でも、違うようだ。 毎晩私の方を見ている。見ることはできないが、感じることはできる。それは半分生きているようで、半分死んでいるような…そう、まるでホローズイブの訪問者のような。 辞表はすでに提出済みだ。退屈な仕事に戻れるのが待ちきれない。
地図の場所
ページ 1