ロレイン、山があなたの墓となるわ。 オベリスクにそこまでの危険を冒す価値はない。どんな秘密が隠されているとしても、それはあなたを暗い道に導く。暗い、冷たい道よ。山頂には今でも兵士たちがたくさんいるし、彼らの火で温めることを許してくれるとは思えない。でも私が恐れているのは人だけじゃない。翼を持った獣を恐れているの。同僚の研究を読まなかったの？伝説を知らないの？厳しい寒さがあなたを凍り付かせる前に、あなたを八つ裂きにされるわ！ オベリスクが確実に古代の王国へと導くかどうかはわからないじゃない。お願い、ここで私と一緒にいて。昔やってたように、一緒に川辺でカモミールティーを飲みましょ！ ロレイン、これは自殺行為よ。私が言いたいことはそれだけ。 いつもあなたを愛してるわ。ナラ

オベリスクの文字がなぜこんなに理解しづらかったか、ようやくわかった。 言語が変わったんだ。異なる方言に分かれ、一方は新しく、もう一方は古かった。古代の種族には2つの派閥があり、2つの理想があった。 若い古き者たちは、人類を…何かから救いたいと思っていた。彼らは、迫り来る災厄に耐えるために、自分たちの火を分かち合うことを目指している。彼らが偶然もたらした、もしくは目覚めさせた厄災だ。 年長の古き者は火の純粋さを保ちたいと考えていた。彼らは、禁欲的な向上、分離、中立、そして権力を継続的に追求していた。彼らは王国に閉じこもり、そして…「復活」する。 遅かれ早かれ、彼らは限界点に達し、この岩の生物は2つに分裂する。 でもそれがいつであるか、 そして何が起きるかはわからない。これが私たちにとって有利になるのかも。 もう何もかもがわからない。 私は何のためにこれをまだ見てるの？