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勅令
王室の使者を見かけなかったか?
俺たちは2日前の夜に使者を迎えるはずだったが、まだ来ていない。 あいつが持ってくるというお触れの内容にまだ賭けを続けてるんだ。多分、非行者への罰則指示だろうな。囚人を突くための尖った棒の直径まで細かく決められているかもな。 結局わかるかどうかもわからんけどな。俺はあの高峰の荒れ狂う風が、ひょろっとしたあの小さな使者には堪えられなかったんじゃないかと思ってる。大陸から来た連中はあまりにもヴォルゴス卿、あの狂人に心を奪われていて、「古の敵」以外の危険や苦難に備えられてないんだ。王の懲罰者ですら直せないような曲がった釘みたいなもんだ。 ここだけの話にしてくれ。監督官どもにこれがばれたら、俺の首は槍先に飾られる。完璧に計測されて、均一に尖られた槍先にな!
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勅令
北の守護者、ヴォルゴス卿陛下の名において 陛下はここに以下の勅令を公布する。 拡張計画に配属されている全ての部隊は、ヴォルゴス卿を不敬や不適切な呼称で呼ぶことを固く禁ずる。 拡張計画に配属されている全ての部隊は、噂話や軽口を監督官に報告しなければならない。違反者には口輪の刑、または再犯の場合は監督官の裁量による長短の監獄拘禁が科される。 さらに、適切な直径と長さの尖った木製槍による処罰が随時行われることがある。 (勅令の残りは破れすぎて読み取れない)
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