兄弟よ、もう望みはないようだ。看護師のヘレンが言うには、もう安静にしている他はないとのことだが…お断りだ。 キンドルウェイストの人々はエンシェントのことを万能であるかのように話す…オベリスクを覚えているか？子供の頃によくあそこで遊んでたよな。何が何でもあそこに行ってやる。 まだ治療の望みがあるかもしれない。ついて来るなよ。俺を止めることはできない。 —ヴェッテル

子供の頃は読めるふりをして遊んでいたな…しかし今はオベリスクが何を語っているのかが見当もつかない…ここで治療法が見つかるだなんて馬鹿げた考えだった。誰も俺の祈りを聞いてくれない。すっかり疲れてしまった。お前が傍にいてくれたらな、兄弟。 許してほしい。 —ヴェッテル

亡骸の傍に、渡り者のブーツが見つかった。随分昔に手作りされたもののようだ。風化して劣化しているものの、その形を保っている。